【縁起物】赤富士が見える条件と撮影方法を解説します!
こりおつくん、”赤富士”って知ってるかしら?
知ってるよ!
とても珍しくて縁起物として知られているよね
でも、赤富士っていつ見られるんだろう??
というわけで今回は、赤富士が見られる条件をご紹介しますっ!
【縁起物】赤富士とは?
赤富士とは、読んで字のごとく赤く染まった富士山のことを指します。
え?!
富士山が赤く染まることなんてあるのかしら?!
あるんです!!!
そもそも、”あかふじ”と言っても2種類存在するんです。
①赤富士(夏季)
一つ目が、赤・青・黄の漢字を使う赤富士。
富士山に雪が積もっていない夏季に見られます。
富士山の赤土が朝日に照らされて赤く染まり、真っ赤に見えるのが特徴。
赤く染まるための条件が様々あり、出現率が非常に低く、
✅願いが叶う
✅子宝に恵まれる
✅商売繁盛する
など、昔から縁起物として知られています(^^)
赤富士が見える条件については後程解説しますね。
風水的にも赤富士はパワーがあるらしく、赤富士の絵画を部屋に飾る人も多いんだとか。
綺麗な富士山を見るだけでも元気をもらえるのに、そんなに珍しい赤い富士山を見たらどれだけパワーがもらえることか。。。
富士山大好き芸人?の私からしても、赤富士から受けるパワーの大きさは想像に難くありません。(特に根拠はありませんが、笑)
葛飾北斎も描いた赤富士(凱風快晴)
江戸時代の浮世絵師として知られる葛飾北斎も、富嶽三十六景の中で赤富士を描いています。(凱風快晴)
宝永山が見えないことから、河口湖や三つ峠、御坂峠あたりで鑑賞されたんでしょうかね??
雪渓が非常に美しい。。。
赤富士は昔から心惹かれる景色として認知されていたことが、この作品からもよく分かります!
②紅富士
もう一方は、冠雪期に見られる紅富士
写真のように、富士山が朝日に照らされて薄ピンク色に染まっています(^^)
雪の白さと朝日の赤さが混じった色が美しいですね。
雪の積もった冬季に見られる紅富士ですが、冬季は晴れた日が多いため紅富士の出現率は高いです。
これだけでも十分に美しい景色なのですが、珍しさにおいては赤富士に劣ります。。。
赤富士が見られる条件
では、赤富士が貴重といわれる所以。
出現条件について、詳しく解説していきます!(`・ω・´)
条件① 曇っていないこと
これは言わずもがな。説明は不要ですね(^^`
富士山と隠す雲がないこと、太陽を隠す雲がないこと。
これが最低条件になります!
(といっても、富士山の後方に薄雲が広がっていたらそれは綺麗な朝焼けが見られるチャンスです)
夏季は気温が高く雲が出やすい季節ですので、雲一つない天候条件は多くありません。
条件①の時点で、赤富士を見られる日は半分以下になってしまいそうですね。。。。厳しい。
条件② 明け方であること
朝日に照らされた富士山を見るため、日の出直後の明け方に撮影する必要があります!
日没前の夕方でも赤く染まることがあるのですが、今まで私が見てきた感覚だと夕方は「赤」というより「オレンジ」に染まります。(これはこれで美しいです)
より赤い富士山を求めるのであれば、やはり日の出直後の富士山を狙うのがベストです!
条件③ 富士山より東側
朝日に照らされた富士山を撮影するためには、日が昇ってくる東側から富士山を眺める必要があります!
具体的な場所でいうと、山中湖や河口湖(富士吉田市)、御殿場市あたりは富士山より東側に位置します。
特に山中湖は赤富士撮影のスポットとして有名で、夏になると明け方はカメラマンでごった返しています(^^;)
湖畔に映る逆さ赤富士なんて見られたら、それはもう最高でしょうね…!!!
東から富士山を見ると宝永山が左手に盛り上がって見えます。
この不揃いな形、自分はけっこう好きです(´▽`)
条件④ 雨上がりであること
これが一番難しいかもしれませんね(^^;)
富士山の山頂付近の表面は、写真のように火山灰でできた赤い土で覆われています。
雨が降った後、この土が濡れることでより赤みを増した富士山を見ることができます。
また、雨上がりは空気中のチリやほこりが洗い流され、視界がクリアになります。
これらの条件が相まって、雨上がりは赤富士を作り出す要因となります。
赤富士の条件まとめ
いままで紹介してきた条件をまとめると、
①明け方であること
②曇っていないこと
③富士山より東側
④雨上がりであること
が、赤富士出現の条件になります!
これらが揃う気象条件の日なんて、一年に数日間しかありません。。。
あらかじめ日程を決めて撮影する、というのは難易度が高すぎて無理ですね(^-^;
赤富士がどれだけ珍しいものかが皆さんにも伝わったことと思います!
赤富士の撮影にチャレンジ!
⬇︎チャレンジしたときの動画はコチラ!
なんと、今夏、赤富士の条件を満たす日が現れました!!
前日からずっと雨予報だったのですが、雨が想定よりも早く上がるらしく、日の出の時間は晴れる予報。。。
これは撮影しに行くしかない!!!
というわけで、夜中の2時に荷造りをして家を出発。
AM3:50
パノラマ台(山中湖)に到着。
赤富士出現の条件が揃う日ということもあってか、駐車場はすでに満車状態(^-^;
私はバイクで行きましたので、狭いスペースにすんなりと駐車。
ここからでも富士山を十分きれいに撮影できるのですが、人混みが苦手なので少しナイトハイクを。。。
AM4:30
鉄砲木ノ頭(明神山)に到着!
ここから日の出を待って赤富士を狙っていこうと思います( `・ω・´)
山頂から見た赤富士
ご覧ください、この赤富士を!!!!
日の出とともに富士山の山頂付近がきれいに赤く染まってくれました!!!
「本当にこんなに赤く染まるのか」
と、驚かされたとともに、とても感動しました。
私自身、昨年は赤富士の出現条件が整う日に巡り合えず、撮影する機会がありませんでした。
一年越しで撮影することができた念願の赤富士。。。。
感無量ですっ!!!
まとめ
古くから縁起物として知られる赤富士。
それは出現率がとても低く貴重な景色でした!!
みなさんも、赤富士の撮影にチャレンジされる際は、上記の条件を参考してみてくださいね。
では、また( `・ω・´)
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